8月の有効求人倍率は1.18倍で横ばい 失業率は5カ月ぶりに悪化
求人倍率は前月から横ばいで、1倍を上回る水準が続いています。都道府県別では福井が最高、大阪が最低でした。採用や人手不足は、お客様との会話でも定番の話題です。

何が発表されたか
厚生労働省と総務省が10月2日、8月の雇用統計を発表しました。
| 項目 | 8月 | 前月との比較 |
|---|---|---|
| 有効求人倍率(季節調整値) | 1.18倍 | 横ばい |
| 完全失業率 | 2.5% | 0.1ポイント上昇(5カ月ぶりの悪化) |
有効求人数と有効求職者数は、どちらも前月より0.7%増えました。都道府県別では、最も高いのが福井県の1.72倍、最も低いのが大阪府の0.95倍でした。
営業職にとってのポイント
- 全国の求人倍率は1倍を超える水準が続いています。お客様から「人が足りない」という声が出たら、省力化や業務の外部委託を提案するきっかけになります
- 地域によって差が大きいので、担当エリアの数字を一度確認しておくと、雑談の精度が上がります
- 業界別や職種別の状況は、厚生労働省の「一般職業紹介状況」で確認できます
用語の確認
- 有効求人倍率:仕事を探している人1人に対して、求人がいくつあるかを示す数字です。1倍を超えると、仕事を探している人よりも求人のほうが多い状態です。厚生労働省が、ハローワークでの求人・求職のデータをもとに毎月公表しています
- 完全失業率:労働力人口(就業者と完全失業者の合計)に占める完全失業者の割合です。完全失業者とは、調査期間中に仕事をせず、仕事があればすぐに就くことができ、仕事を探していた人などを指します。総務省が「労働力調査」で毎月公表しています
有効求人倍率は、ハローワークを通した求人・求職をもとにした数字です。民間の転職サイトや人材紹介会社を通じた求人は含まれていないため、業界や職種によっては実感とずれることもあります。
商談で使える一言
採用や人手不足は、多くの会社で共通の話題です。
「最近、採用の状況はいかがですか?人が足りなくて困っている部署はありますか?」
人手不足の話が出たら、「その部署では、どんな仕事に一番時間がかかっていますか?」と一歩踏み込むと、業務の効率化や外部委託の提案につながるヒントが見つかります。
次に注目したいこと
- 毎月の発表:有効求人倍率と完全失業率は、毎月、同じ日にあわせて公表されることが多い数字です。翌月の発表で、横ばいが続くかどうかを確認しましょう
- 担当エリアの数字:都道府県別の数字は、各都道府県の労働局でも公表されています
